あなたは、プレゼン資料に書かれている文章で、「心を動かされた」事があるでしょうか?
恐らく、そんな経験はほとんどないのではないでしょうか?
なぜなら、多くのプレゼン資料における文章というものは、「情報を伝える」事を目的に作成されているからです。
確かに、プレゼン資料に書かれている内容は、「情報」であり、それを伝えるという目的はあながちマトハズレでもないようにも思えます。
しかし、もう一つ視点をあげて考えてみると違う事がわかります。
あなたはプレゼンが終わったあとで、「情報が正しく伝達」していれば目標達成なのでしょうか?
もちろん、違うはずです。
プレゼンの目的は、情報伝達ではなく、「商品やサービスを購入してもらう事」であり、「企画を承認してGO判断をしてもらう事」であり、「投資を決定してもらう事」といった、情報伝達の先にある「アクション」にあるはずです。
では、こうしたアクションは、どういう時に、引き起こされるのか?
それは、”感情が動いて行動に繋がった時”なのです。
これは冷静にご自身の体験を振り返ってみれば明らかですよね。
自分が、テレビCMを見ていて「あ、これ欲しい」と思って購入を決断した時を思い出してみて下さい。
あなたは、「情報が伝達」されたから行動をしたのでしょうか?
そうではないですよね。
「感情が揺り動かされた」から行動をしたのです。
こうした事を踏まえれば、プレゼン資料を作る時に、とても事務的で、機械的な文章を書いてしまう事がいかに目的とズレているか、お分かりになると思います。
文章を作成する目的は、「情報の伝達ではなく、感情を揺り動かす」事である。
このマインドセットを持っているだけで、あなたの書く文章は違うものになってくるはずです。
あなたの作るプレゼン資料に書かれているあらゆる文章は、
聴き手の感情を動かすためにのみ存在しているのです。
つまり、その目的に合致しない文章は、あなたのプレゼン資料の価値を上げる事には繋がりません。
価値のない文章というものは、可能な限り排除すべきですよね。
これを念頭に置いて文章を書く事で、あなたのプレゼン資料は、一段も二段も素晴しいものになるはずです。
資料作成の際に思い出してみて頂けると効果的だと思います!
ぷれぜん仙人