これまで、あなたが見た中で、あなたの心に残るような面白いビジネスプレゼンテーションは全体のうち、何%くらいありましたか?
多くの方にとって、
ほとんどのプレゼンテーションはつまらないものだったのではないでしょうか?
実は、私達はその人達と「同じ間違い」をしている可能性があります。
今日は、人間の脳、という観点から通るためのプレゼンテーションを考えてみたいと思います。
実は、人間の脳の中には、3人の異なるキャラクターが存在しているのです。
それは、
①論理や理性を司る「人間脳」
②感情を司る「哺乳類脳」
③本能を司る「爬虫類脳」
の3人です。
多くのプレゼンテーションがつまらない理由は、
この、人間脳さんにだけ話しかけているからなのです。
人間脳さんに話しかけるとは、論理的なファクトを示したり、メリットやデメリットを示したり、数字で裏付けをしたり・・・ということです。
もちろん、これは、これで必要なことなのですが、
「この人間脳さんへのアプローチ」だけで終わっているプレゼンテーションでは、人の心は動きません
なぜなら、人間の脳は、その深いところに行けばいくほどに、強力な影響力を持っているからなのです
人間は、多くのことを理性的に判断していません。
例えば、あなたがiPhoneを買う時に、どんな理由を考えるでしょうか?
◯CPUの処理速度が上がっているから〜
◯カメラ機能が最新になったことで、旅行の時に〜
◯XXXXXという新機能がついているので毎日の生活が効率的に〜
みたいなことを、家族や友人に言うかもしれませんね。
でも、実は、こうした理由は、全て「後付け」です。
こうした決定は、じつは、爬虫類脳や哺乳類脳といった、深い部分の脳が決定を下しています。それを人間脳が「理屈で後から説明」しているだけなのです。
あなたの「意識」が「言葉」で理屈を思いつく前に、本能や感情が決定を下しているのです。
そのため、プレゼンテーションでは、この「深い部分」に働きかけるようなアプローチを取る必要があります。
多くの企業でありがちな、データや理屈を並べたてただけのプレゼンテーションを聞いても、
「なぜか心が動かない」
という最大の理由はここにあります。
では、それぞれの脳がどのような欲求を持っており、具体的にどのように働きかけたら良いのか?
という点については、また、別の記事で書きたいと思います^_^
それでは!