ぷれぜん仙人のブログ

〜言葉で人を動かす技術の探究〜

 
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ポジティブ・シンキングの落とし穴【コーチングや自己啓発が効かない時の”厳しい”アドバイス】

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ぷれぜん仙人です、

今日はポジティブ・シンキングの落とし穴
について考えてみたいと思います。

コーチングや自己啓発やっても効かない!
と嘆いている人はぜひ、読んでみてください。

もしかしたら、
耳が痛い話かもしれません。

でも、”良薬口に苦し”というように、
大きな気付きがあるかもしれません。

では本題ですが、

「ポジティブに考えよう!」

というのは、

ある種「宗教」のように
広く受け入れられている気がします。

ネガティブな人 = ダメな人
ポジティブな人 = 正しい人

という盲信、思い込みすら
あるように思えます。
”ポジティブ教”みたいな。)

もちろん、

ポジティブに考えるのは
悪いことではありません。

世の中には、何でもかんでも
ネガティブな反応をする人もいます。

そういう人は何をやっても駄目だと思います。

(そもそもネガティブな人は、
 挑戦しないことが多いですが)

が、

ポジティブだったらいいのか?というと、
そう単純でもないんですよね。

コーチングや自己啓発などをしっかり学んで
それを実践している。

ポジティブな言葉も使っている。

でも、、、

・ゴールを設定しても全然、現実が変わらない

・気づくと現状維持になっている
 (現状の外に飛び出してるつもりなのに )

という人も結構いるんじゃないかな?
と思います。

それはなぜか?というと、

 

ポジティブシンキングの落とし穴に落ちている

 

からだと思います。

実は、

ポジティブシンキングやネガティブシンキング自体は
良いものでも、悪いものでもなく、

要は、使うべき場所使い方だと思うんですよね。

たいてい、

これが正解/不正解という思考停止は
間違いを生む元凶です。

全ては縁起(相対性で成り立つもの)なので、
時と場合により正解/不正解は変化します。

ネガティブシンキング(否定的に、悲観的に捉える)
が絶大な威力を発揮する場面も当然、あるわけです。

例えば、原子炉の設計とか、

ポジティブシンキングではなく、
徹底的なネガティブシンキングで
作ってもらわないと困ります。

で、

話それましたが、どう誤っているか?
というとポジティブシンキングを

「自分のエフィカシーを上げるため」
に使うのでなく、

「現在の自分を肯定するため」に
使っている場合はうまくいきません。

現在の自分を肯定したら、
現状維持の道です。


コーチングではも自己啓発でも
「未来にゴールが設定されます」

当然ですが、

「現在の私」はゴール達成してません。

つまり、「未来の私」から見ると、

・全くもって雑魚
無知で、無学で、ノースキル
・何の資産も持っていない

「ダメダメくん!」
ということになります。笑

未来の自分は成功している、
未来の自分は輝いている

というのはOKですし、

ゴールを自分は達成できる人間だ!
と強くエフィカシーを持つのも良いでしょう。

しかし、

現状の自分を肯定してしまったらマズいのです。

本気でゴール設定できている人にとっては、
「現在の私」に満足しようがないし、

常にフラストレーションがあるのが
「正しい」状態です。

しかし、

コーチングや自己啓発が効かない人を見ていると、

 

”現在の自分に満足している”ことが多い


たぶん、

ネガティブな思考はNG!という勘違いにより、
ポジティブに思うことが良いこと!

と思っているのかもしれませんが、、、

現在の自分に満足なのであれば、

それはコーチング的に言えば、
「ゴールが達成されている状態」です。

現在の自分 = ゴール側の自分

になっちゃいます。

現在とゴールにギャップがないのであれば、
ホメオスタシスは「現状維持」に使われます。

つまり、

エネルギーが出ないのです。


じゃあ、どうすればいいんですか?というと、

 

現状の自分は、徹底的に否定する!!

 

というのが「正しい」のです。

自分がゴールを達成できる可能性については
確信をもって、徹底的に肯定しましょう。

しかし、

現状の自分を肯定したら駄目です。

現状の自分は徹底的に否定しないと
ホメオスタシスは作動しません。

自分のゴールを達成できる可能性については
圧倒的にポジティブになるべきです。

どんなゴールであっても
俺は達成できるすごい奴だ!


これがエフィカシーです。OKです。

これが低い人は、ゴールは達成できません。
すぐに諦めるからです。

が、

そのエフィカシーを間違って使うと、

「現在の自分はすでに素晴らしい、
すでにイケている」


みたいな現状肯定になりがちです。

それでは駄目なのです。

遠く大きなゴールがあり、
現在の自分は全くそこに到達できていない!

という圧倒的な自己否定フラストレーション
から発生するエネルギーこそが

 

遠いゴールに連れていってくれる原動力

 

なのです。

コーチングではよく「輪ゴムの原理」で説明をします。

「現状」と「ゴール」の間に輪ゴムをがかかっている
イメージをします。

距離が遠ければ遠いほどに、

輪ゴムの引っ張る力は強くなります。

しかし、

現状肯定のポジティブシンキング
している人にとっては、


輪ゴムの引っ張る力が無いのです。

ゴールがすでに達成されているのであれば、

・成長する必要ないし
・行動する必要ないし
・学ぶ必要ないし

という感じになります。

まったくエネルギーが出ない状態になります。

 

つまり、現状の自分はイケてる!
とポジティブシンキングした瞬間に、

 

成長、進化、行動がストップする

 

と思って間違いないです。

すごい基本的なことを言うと、

コーチングとか目標達成とかって、
フワフワした生易しい世界じゃないです。

むしろ、

厳しく、過酷で、ハードボイルドワンダーランド
な世界です。

コーチングやってて効かない!

って人は、

現在の自分をどれだけ徹底的に
否定しているか??

をチェックしてみると良いです。

自分に生易しい甘美な「現状肯定」の
言葉を投げかけていないか??

反省してみることをオススメします。

また、

コーチングを受けているとか、
メンターに指導を受けている、

という人は、
その人がどれだけ自分の

現状を否定してくれる人か??


というのもチェックした方が良いですよ。

現状肯定してくるコーチやメンターなんて、
仕事放棄も甚だしいですからね。

例え、

嫌われようが何しようが、
蹴っ飛ばしてでも、

その人を現状の外側(=ゴール側)に導いて
くれる人が良いコーチであり、メンターです。

・・・・

というわけで、まとめです。

コーチングや自己啓発をやっている(つもり)
だけど、全然効きません!

という人は、「現状を肯定していないか??」
チェックしてみてください。

現状肯定のポジティブシンキング
やっているとヤバいですよ。

甘ちゃんなポジティブ言葉で、
自尊心は多少満たされるかもしれませんが、

1年たっても2年たっても、
現状が維持されますので。

気をつけてください!

今日は以上です。


ぷれぜん仙人


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