ぷれぜん仙人です、
今日はフリーランスのモチベーション
について考えてみたいと思います。
先日、フリーランスの友人とやりとりを
していて思ったのですが、
フリーランスで「モチベーションが湧かない・・・」
という問題で困っている人は結構、多そうです。
その友人が言っていたのは、
在宅ワークだと監視の目が
ないから仕事がはかどらない・・・
という話。
私自身が、最近はそういう状態がなかったので
忘れていたのですが。笑
確かに会社員を辞めて独立したての頃は
そんな悩みあった!と思い出しました。
これ、たぶんみんな「あるある」だと
思うんですね。
今日はそのへんの原因と対策について、
私の考えを書いてみようと思います!
実は、「人生初」の状態を経験している
なぜ、人の目がないと仕事が捗らないのか?
ですが、結論としては「人生初」の状態に
戸惑っている可能性があります。
会社員は、良くも悪くも人の目があります。
・決まった時間に会社に行く
・スケジュールを細かく入れる
・作業報告をする(日報/週報)、
みたいな監視のもと、仕事をするのが
当たり前になっています。
実はこういうことは会社員に限らず、
物心ついた頃にはこのような”枠の中”で
人生を生きてきたことに気づきます。
振り返ってみて、
幼稚園〜小学生〜中学生〜高校生
つねに何らかの「監視の目」があります。
私も思い出してみて、本気で何の監視の目も
気にせず生きてたのって大学生くらいじゃないかな??
と気づきました。
つまりフリーランスになって、「監視の目がゼロ」
という環境下で、自分で自分の仕事を設計し、
スケジュールし、管理し、、、と言う事は
人生初に近い生活になってしまう
場合が多いと思います。
こうなると、
- 何をしたら良いのかわからない
- 不安になって行動できない
- 仕事に集中できない
- 長時間働くことができない
- すぐに心が折れる
などの問題を抱える人が
出てくるのだと思います。
私自身の体験でも確かにそうでした。
朝起きて自分の自由意志で仕事に
向かうのがなんかすごく苦痛なのです。
まず何をするのか?というところから
考えなければなりません。
自分で自分にタスクを割り当てる。
(自分が上司であり部下)
壁にぶつかっても誰も導いてくれない。
やる気も自分で自家発電。
これらを、常に自分の自由意志で実行していくのが、
めちゃくちゃ意思の力を使うな!!
となんとなく感じていました。
そりゃ、そうですよね。
私たちは
・レールが敷かれていることをやる
・人から言われたことを人の監視下でやる
なんかの「思考停止」で頑張ることに
慣れまくっているのです。
私たちは考えるのがとにかく嫌い。
思考停止LOVE!!な生き物です。
いや、振り返ってみて、納得しました。
「人生・初の状態」に戸惑いを
感じていたんだな〜と最近理解しました。
ダニエル・ピンクの大間違い
あとは、モチベーション理論の間違いがありますね。
ダニエル・ピンクのこの本が流行ってから、
世の中は完全に大間違いしている、
と私は思っています。
ダニエル・ピンクの言っていることを
簡単にまとめると、
- モチベーション1.0は「生きるために頑張る」時代。モチベーション2.0は「アメとムチ」の時代。でも、現代ではこの金銭的報酬、他人の評価、やらないと怒られるなどの「アメとムチ」では人は動きません!
- モチベーション3.0の時代は、楽しいからやる!好きだからやる!という「内発的」なモチベーションが重要。これこそがやる気の原動力!
- 内発的モチベーションを発揮するためのポイントは、①自律性(自分で決める)②マスタリー(熟練していく)③目的(社会的な意義がある)の3つがポイント!
という感じ。
私もこの本を読んだ時は、
「確かに!ピンク先生、さすが天才!」
と思いました。
サラリーマンでこの①自律性②マスタリー③目的の
3つを奪われている人にとっては、
「福音」とも言える素晴らしい理論に見えます。
しかし、しかし、
理論と実戦は違うんだな〜と、
いざ独立してみるとわかりますね。
断言しますが、
内発的モチベーションだけで、
人はやる気に溢れて動きません。
外発的モチベーションと、
内発的モチベーションは、
いわば車の両輪みたいなもの。
両方が揃って初めて、パワフルな
モチベーションを生み出します。
この辺はコーチングなどの自己啓発を
やっている人も陥りがちな罠です。
- want toでやりたいことをやりましょう!
- 抽象度の高い大きなゴール(利他的)を持ちましょう!
ということを「やっている」にも関わらず、
いや、全然エネルギッシュじゃないよね!!
コーチング実践進んでないよね!
という人はいるわけです。
私自身の実体験でももちろんあります。
いや〜なんでだろう?
なんでだろう?
とずっと疑問だったんですよね。
独立して半年間くらいは、まさにそんな感じ。
ダニエル・ピンクの理論が正しいんだったら、
サラリーマンの時より、よほどエネルギッシュに
なりますよ。
だって、
①自律(全てを自分で決定できる)
②熟達(好きなスキルを磨ける)
③目的(大きなゴールに向かって仕事)
で全部、パーフェクトに満たしてますからね。
でも、現実問題、
「いや、なんかやる気起きないんですけど・・・」
という問題で困っている人は、
めちゃくちゃいるわけです。
だったら、理論が違う、と思った方が
自然ですよね。
強制力でブレーク・スルーが起きた
このことにブレイクスルーが起きたのは、
仕事での気付きがきっかけです。
独立して半年くらいの時に、
・自分の塾をスタートする
・クライアントにべったり張り付いた
コンサルをやる
という機会がありました。
そこで気付いたのですが、
「強制的な納期があると仕事が捗る!」
ということです。
それまで「自由意志でコンテンツを作ろう」
と思っていたうちはいつまで経っても、
何のコンテンツも作ることができませんでした。
しかし、
セミナーをやる!と決まって、日程が決まり、
集客が始まり、、、
となったら、もう作るしかありません。
期限が決まっていて、それは義務です。
義務というのは、一見、無意識の反抗
でやる気を削ぎそうな気もしますが、
この義務によって仕事の生産性が
めちゃくちゃあがるな〜と実感しました。
また、クライアントにべったり張り付いた
コンサルをした時も、すごく短い納期で、
どんどん仕事をしていかないといけません。
2日後に○○を出す、
1週間後に○○を出す、
みたいな感じで「義務だらけ」だったのですが、
仕事の生産性を見ていると、「悪くない」
感じだったんです。
これは明らかに
「外発的なモチベーション」です。
やればお金がもらえる、
やらないと自分の信用を失う、怒られる
みたいないわゆる「アメとムチ」。
しかし、これが私にはモチベーションの
源泉としてすごく重要なものだったんだ!
ということに気付くことができました。
2つのモチベーションがある人は強い!
この経験を通して私が学んだのは、
内発的モチベーションも
外発的モチベーションも
両方、車の両輪のようなもので必要!
ということです。
両方揃っていたら強いですよ。
人によってどちらかに偏りがちなので、
やる気が起きない・・・
という時は不足しているものを見直す、
というのはすごくヒントになると思います。
外発的モチベーションに偏りがちな人は、
- 自分の達成したいゴールは何か?
- 社会に与える影響はどんなものがあるか?
- 磨いていきたいスキルは何か?
- 今日、スキルや知識で新たに得られたものは何か?
などの内発的モチベーションを刺激すると
よいと思います。
逆に、
私のように内発的モチベーションに
偏りがちな人は
- 先にお金をもらってしまう
- 仕事の納期を最初に決めてしまう
- みんなが行動しまくっているグループに入る
- 仲間内でやることを宣言して結果を報告する
などの外的なプレッシャーをうまく取り入れて
仕事を進めるようにするとかなり違いがあると思います。
”行動しているか?”が全て !
最後になりましたが、
そもそも自分がモチベーションが
高いのか低いのかわからない!
という方のために補足をしておきます。
結論ですが、
モチベーションが高い人というのは
何らかの行動をしまくっている人です。
モチベーションは高いけど行動ができません!
と言うのは間違いで、モチベーションが高かったら
自然と勝手に動いてしまうのが私たち人間です。
モチベーションが高いのに行動しないで
いることは不可能です。
- 好きな趣味をやる
- 好きな食べ物を食べる
- タバコや酒などの嗜好品
- 付き合いたての恋人とデートする
こうした行動をするのに、
モチベーションあるのに行動できない!
・・・ということはあり得ないわけです。
もしあなたが行動できない・・・と
悩んでいるのであれば、
行動するための十分な動機=モチベーション
がないのだと考えた方が良いと思います。
その際は、内側と外側のモチベーション、
両方をチェックしてみてください。
どちらか足りない方があれば、
片方を補うことで、
車の両輪が揃って一気に
ブレークスルーが起きるかもしれません。
何か参考になるものがあれば幸いです!
こちらは別の角度で以前書いた記事です!
今日は以上になります。
ぷれぜん仙人
追伸)
もちろん行動できない理由は
モチベーションだけではありません。
この辺の記事も参考になるかもしれません!