ぷれぜん仙人のブログ

〜言葉で人を動かす技術の探究〜

『人生、死んでしまいたいときには下を見ろ、俺がいる。〜村西とおる魂の言葉〜』【書評+解説】

f:id:presen-sen-nin:20200606181523j:plain


ぷれぜん仙人です、

 
お待たせいたしました。
お待たせし過ぎたかもしれません。


、、、というわけで!

今日は書評解説を
してみたいと思います!

 

昨年、Netflixの『全裸監督』で話題になった
村西とおるさんの新刊本です。

 
『全裸監督』を見ていない方のために、
ざっくり監督をご紹介すると、、、

 

村西監督の半生


・前科7犯(アメリカでも懲役370年を求刑)

・「裏本」の販売で全国指名手配を受ける

・個人として最大50億の借金(しかも完済)

・全盛期には5つの会社を経営

・年商100億のAV王国を一代で作り上げた・・・


こんな感じの”破天荒な人生”ここに極まれり!
という人生を送ってきた人です。

この本は、タイトルにある通り

人生の絶望を感じている人に向けた、魂の言葉

が、「これでもか!」という感じで
詰め込まれた本になっています。

章立てを紹介すると、

第1章 逆境の向こうにナイスな季節がやってくる

第2章 海が割れるってことがあるんだよ

第3章 死のうと思ったことは
    1000回くらいあります

第4章 人間だもの、大変だね

第5章 生きてるって素晴らしーい!


章立てを見ても何の話か分からん!
という感じだと思いますが。笑

とにかく、全編を通して、

監督の味わった絶望

   +
それを乗り切った時のマインド
   +
そこから学んだ人生訓


みたいな構成でたくさんのエピソードと、
心に染みる名言が散りばめられています。

こんなイメージです。

 

村西監督は現在71歳です。

全裸監督の中では主に若かりし、
飛ぶ鳥を落とす勢いの時の監督

が描かれていました。

が、

今回の本や、こちらの本なども読んでみると

とてもとても苦労されてきた人生なんだな〜
ということがよく分かります。

 

全裸監督 村西とおる伝
全裸監督 村西とおる伝
  • 作者:本橋 信宏
  • 発売日: 2017/03/10
  • メディア: Kindle版
 

 

戦後の福島県で極貧の中で育ち、
「白米を初めて食べたのは小学1年生」

という困窮ぶりだったようです。

その後、大人になって上京してからの
サクセス・ストーリーは全裸監督で
描かれていた通りですが、

AV監督としても実は村西監督は、
伝説の作品を作る一方で、

全く売れない、全く評価されない
数千本の駄作も量産しまくっているのです。

また、

衛星事業の失敗で50億もの個人借金を抱え、
毎日、家にヤクザの借金取りが来るような
生活を送ったり、、、

 

息子の世間体を気にして、AV監督引退後は、

蕎麦屋をやったりタオル屋をやったり
するも、全く鳴かず飛ばずで失敗、、、

心臓の病気で余命1週間と先行宣告され
手術でかろうじて一命を取り止めるも、

病気への不安から不眠症になってしまい
大量の睡眠薬に依存する状態に。
 

朝7時に家を出て公園で
夜11時まで過ごすという落ち目の生活も。

と言う感じで、

「こんな状態になったら自分なら死を選んで
 しまうんじゃないか・・・??」

というくらい、

強烈な絶望を体験してきた監督だからこそ言える!
勇気がわいてくる言葉が溢れています。

いくつか紹介すると、

 

挑戦し続けなきゃだめですよ。たとえ一敗地にまみれようとも。

とにかくやり続けることの中からしかいろんなものは生まれてこない。

 

報われない努力がある、と言うが嘘だ。努力は必ず自分の血となり肉となり骨となって返ってくる。

 

どんな困難でも、挑戦してから自分自身で答えを出す勇気を失って欲しくはありません。

 

這いつくばっての人生にも意味がある。

 

あきらめを知らない努力は、必ず報われる

 

結果だけを云々するなら、この世の99%は地獄の日々だ。目的を成し遂げるまでの日々は苦しみの連続だから。

1%の楽しみのために99%の人生を犠牲にするなんて嫌だ。

山登りのように、登山の途中の風景や雨や雲を楽しもう、そうしたことを味わいながら山に登る資格は無い。楽しめたら山頂は二の次だ。

どう思われるか、の生き方を捨てて楽になりました。


この辺の言葉は私にすごく響きました。

起業してから2年間、いろいろと
もがいたり、試行錯誤したりしていますが

なかなか結果は出ていません。

このブログも3月から毎日更新を
ほぼ、100日継続していますが、

何も結果が出ません。

それでも、

この足掻いている、もがいている状態
からもたくさんの学ぶことはあるし、

この努力がいつか果実を結ぶ、、、

そんな希望を感じさせてくれる言葉
がたくさんありました。

村西監督もヒット作品の裏で、
数千本の駄作を作っていると思えば、

毎日ブログを書いてもアクセス増えない!
なんて「まあ当たり前だな。」と思えます。

また、絶望に対処するマインドとしても、

 

逆境をすべて自分の都合の良いように解釈することです。そうすることができれば、ヨットの帆のように、風がどこに吹こうと自分は前を向いて進むことができます。

 

何が必要か、と問われれば「意思の力」と答えます。

持続する力ではなくマイナス思考を止める意志の力。

ふと気がつくと悪いことばかり考えている自分がいる。将来の事、経済、健康、仕事、と眠れなくなる。頭にネガティブなことが浮かんだら瞬時に抹殺する意志の力が欲しい。スケベの力はもういっぱいだ。

 

これから起こる恐ろしいことってなんだろう、と考える。いくら考えても思いつかない。大概の恐ろしい事は既に経験していることに思い至る。来るなら来い、と裸一貫の人間の開き直り。

 

苦しい時は人間どうしても
マイナスの事ばかりを考えてしまうものです。

そこでポジティブに物事を考えなさいと
言っても、

あまり効力を発揮しない気がします。

そういう時は、

とにかく頭の中を埋め尽くしている
マイナスの思考をストップさせる
に意識を向けた方が良い、という
アドバイスですね。

確かに、そうかも!
と思いました。

ポジティブなことを考えましょう!
と言われても、

「それができりゃ、とっくにやっとるわ!」

みたいな時はありますからね。。。


また、監督の「仕事論」も
興味深いものがありました。

天職は世間様が決めるもの。世間から認められないものはただのオナニーなのでございます。

 

もがいていたら、なっていた。男なら余計なことを考えずに動け、思いっきり。躊躇せず、追っかけていくんです。

 

負けるのが怖くてやってられるか、サムライの血が騒ぎ、今日も倒けつ転びつの出陣が続く。生きがいなどは、その辺のスーパーで売っているものではありません。艱難辛苦の時を重ねて、ようやくそのことを成し遂げる自信を持てるようになってからのものです。

思った事は必ず実行する。暇な奴は感性が鈍化してしまう。


自分が何がやりたいのか分からない、
という人は多いと思います。

が、

それは「自分軸でのオナニー」と監督は
言っています。

いろんなものをやってみて、
「人から認められるものが天職」

という考え方はなるほどな〜と思いました。 

例えば、

自分がどんだけ”絵描き”になりたい、
といってもニーズが無ければそれは
天職とは言えない、ということですね。

人から求められてナンボというのは、
ビジネスを考える上ではとても
大切な視点だと思いました。


”行動”に関する話も良かったですね。
 

人生において成功と言われるものはあまねく運でしかない。人生はやったもの勝ち、です。弱気は最大の敵、と心得てください。

 

人生はオセロゲーム、成功ばかりはありませんが、失敗ばかりもありません。玉子を割らなければオムレツは作れないのです。

 

 世の中のプレッシャーは、自分で考えて起こしているプレッシャーです。余計なことを考えすぎる事は「バカの考え休むに似たり」でございます。



人生の成功なんて「運だ」と言っています。
とにかく考えていないで行動しろ、という話です。

現代人は賢くなり過ぎて行動できない人も
多い気がします。

優秀で分析力に優れ行動しない評論家よりも、
「やったもの勝ち」なのは間違いないと思いますね。

監督の「幸福論」も興味深かったです。

人の幸福はあらゆる苦悩を苦悩としない心の中に存在する。  

 

裸で生まれてきたんだから、裸で死んでいけばいいんです。

 

本質は他人との比較ではなく、自分自身の満足だ。これが運命だ、と何でも受け入れられる満足袋を持てればそれで勝ちなんだ。

 
私たちは、手に入れればいれるほどに
「失いたくない」気持ちが出てきます。

人と比べることで「不足」も感じます。

いくら得ても「足りない」と感じる人も
いるのでしょう。

この辺はもはや「悟り」の境地にすら近い
気がしますが。笑

たくさん得て、たくさん失ってきた監督の
言葉なので説得力がありますね。

今は、コロナで「たくさんのものを失った人」
がいると思いますが、

重要なのは

・自分の幸福を人と比較しない
・元はゼロだったことを思い出す
・苦悩を生み出しているのは自分の心

という話ですね。

私も、このへんはまだまだ全然ですが、
これからの人生、意識していきたい
と思いました。

最後に、「人生死ぬまで現役!」という話。

私は人生のピークを80歳に設定しているんです。

カップヌードルは安藤百福様61歳の時、アンパンマンのやなせたかし様は69歳、ココ・シャネルは71歳、ケンタッキーのカーネル・サンダースは62歳で圧力鍋1個を車に積んでスタート、三浦雄一郎様のエベレストは80歳。

あきらめるには先が長すぎる。

私の辞書には引退の文字はございません。

 

人生は、喜ばせごっこなんです。 

人は励まし合うから生きていけるものだ。
あなたに、お疲れさま!

人生ってナイスですね。


監督は現在、71歳ですが、
人生をまだまだ挑戦しつづけるようです。

これはすごく勇気を頂きましたね。

こんな気持ちでいるから、71歳でも
若々しいんですね。

自分なんて監督から比べたらヒヨッコなので、
もっともっと挑戦しないといかんな〜

としみじみ感じました!


というわけで、

こちらの本で言われていることは、


「どんな状況でも、とにかく希望を持ち続けろ!!」


 という話でした。

村西監督ほどの絶望体験を味わっている
人の言葉だとすごく説得力がありますね。

ただ、

ちょっと「自分のレベルの絶望」と
かけ離れすぎていて、

あまり臨場感が湧かない!
という難点はあるかもしれません。笑

が、

サクッと読めて、元気が湧いてきます。

もし、「絶望」を感じたら
手にとってみてください。

 



今日は以上です。

 
ぷれぜん仙人


こちも村西監督関連の別記事です!

 

www.presen-sen-nin.com