ぷれぜん仙人のブログ

〜言葉で人を動かす技術の探究〜

 
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先生ビジネスの残酷な未来予想図【サバイバル競争時代の幕開け】

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ぷれぜん仙人です、

今日は、”先生ビジネス”をされている人
にとっては、ものすごく”嫌な話”です。

自分自身、書いてて気分が落ち込んで
来そうで嫌なのですが・・・。

見たくないものほど
見ないといけない


というのがありますので、
頑張って書いてみようと思います。

人に何かを教えるビジネス

をやられている方は、この記事で書くような
「サバイバル競争」に巻き込まれることに
なりますので読んで頂くと良いかと思っています。

 

コロナで加速された、世界の変化


コロナの影響で加速的に早まった
オンライン化の流れ。

この流れは「先生ビジネス」にかなり
インパクトを与えるなと思っています。

あなたもご存知の通り、

YouTubeがすさまじい戦国時代に
突入しています。

連日、新しいチャンネルが”雨後の筍”
のように出てきています。

元々はYouTube=エンタメでしたが、
どんどんビジネス系も増えています。

とんでもないクオリティの動画が、
毎日、毎日、新しく公開されています。

ネットビジネスでは「有料級の情報」
なんて言葉がありますが、

本当に数年前であればけっこうな金額を
取って教えていたような情報

惜しげもなくYouTubeで
「無料公開」される時代です。

自分がやらなくても、
ライバルがやります。

だったら、
自分もやらざるをえない・・・

という”出し惜しみ無し”の
「有益価値の無料サービス競争」
が凄まじい勢いで広がっています。

例えば、私の消費者側としての例ですが

・ヨガのレッスン

・ギターのレッスン

・ビジネス系の有料チャンネル

などをYouTubeで見ています。

無料のものも有料のものも、
凄まじく価値が高いです。

これを見ていて思ったのが、
これからの時代


大量の”先生”が職を失うな・・・

 

という残酷な未来予想図です。

例えば、ヨガにしてもギターにしても
私は複数の先生から習ったことがあります。

それが1人のみだった場合は
あまりレベル感が分かりません。

しかし、

複数の人から習ってみると、

「あの先生は3流だったな」
ということは正直、あるわけです。

しかし、「教えてもらう」という行為
が”物理的な空間”に制約されていた時代は

そんな3流の先生のもとにも
生徒はやってきていました。

が、

これからの時代はそうはいきません。

身近にいる3流の先生
    VS
オンラインの1流の先生

の対決になった場合、
後者に流れる人がどんどん出てくるからです。

 

代ゼミの教師に起きた惨劇

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この話を考えていて、
思い出したことがあります。

昔、”林先生”が私の務めていた会社に
講演に来たことがありました。

「いつやるの?今でしょ!」
でお馴染みの、あの林先生です。

で、

代ゼミサテラインの導入によって
どれくらいの代ゼミ教師が職を
失ったかご存知ですか??

という質問があったのですが、
その答えに度肝を抜かれました。 


なんと「100人中99人」です


要するに、ほぼ、全滅です。

それまで、全国の代ゼミに現代文講師は
数百人規模でいたらしいんですね。

しかし、

サテラインで全国配信するなら
そんな何百人もいらないわけです。

本当に人気の2〜3人だけいればいい、
あとの人は”お払い箱”、になったそうです。

これと似たような現象が

これからあらゆる先生ビジネスで起きて
くるんじゃないかな?と私は思っています。

インターネットはレバレッジ装置です。

ネット上で動画配信で教えるなら
生徒数が1人でも1万人でも一緒です。

(もちろん、個別サポートをつける場合
 は話は別ですけど。)

インターネットというレバレッジ装置
でこれから、大量の良質なコンテンツ
がネット上に日々、現れていきます。

今は「大きなテーマ」について話す人
が多いですが、

これからどんどん、専門家、細分化
が進んでくると思っています。

例えば、

あなたが何らかの分野のコンサルタント
だとすると、

コンサルティングであなたが
教えているようなノウハウを、
ネット上で教える人が必ず出ます。

あなたがセミナー講師業をやっている
とすれば、

あなたがセミナーで教えている内容
と真っ向から競合する内容をネット上で
教える人が必ず出てきます。

もちろん、

私が教えているような
コンテンツも例外ではありません。

・コピーライティング
・ダイレクトマーケティング
・プレゼンテーション

などに関する

良質なコンテンツも
どんどん増えています。

英語ができる人であれば、アメリカ
のYouTubeを見たら、もっともっと
コンテンツが豊富です。

(伝説のコピーライターのセミナーとか
 無料公開されていてビビリます・・)


さらに、

ビジネス系YouTuberもこれからは
”広告収入モデル”ではなく、

”有料コミニティモデル”
にどんどん移行していきそうだと
個人的には予測しています。

良質な無料コンテンツで引き付けて、
有料コミニティで課金するわけです。

あなたが今まで教えていた知識が
20分の1の価格のコミニティ
で提供されたらどうなりますか??

「なんだ、これでいいじゃん」

というクライアントが出てきても
全く不思議じゃありません。



いや、本気でヤバい時代になっています

 

あらゆる”先生系ビジネス”の人は全員、
他人ごとでは済まされません。

戦場がオンライン上に移行すると、
”地理的制約”が消滅します。

ある日、顧客を”四国あたりの同業者”に
奪われるかもしれません。

クライアントがオンラインコミニティ
に入ったので「もうコンサルは結構です」
と言われるかもしれません。

先生ビジネスをやっている人は、
どんなジャンルでもこの熾烈な競争
に巻き込まれます。

もちろん、

・いや、私はサラリーマンなんで!
・私は教えるのではなく”作業系”です!

だから関係ない!大丈夫ですね!

・・・とも、なりません。

中〜長期で考えるとAIの脅威、

短期でも、会社が吹き飛んだり、
自分がリストラされたり、、、

ということを想定せざるを得ない
世の中になっています。



「前門の虎、後門の狼」で逃げ場なし

 

という過酷な時代に突入します。

富の格差もめちゃくちゃ開くでしょう。

現在のアメリカがそうであるように、

”成功者”と、”その他大勢”でとんでもない
経済格差が生まれてしまう世の中になります。

東大卒のエリートが、高卒のギター講師
に年収でボロ負けする・・・

なんてことがどんどん起きます。

じゃあ、どうすればいいのか??
そこを教えろよ!という話ですが、

とにかく環境はきびしいです。

そのなかであえて言うなら

私が思うにおそらく、活路は
3つあると思っています。

 

これからの先生ビジネスに求められること

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 1、オンリーワン価値の追求

 

オンリーワンは、あなただけのユニークな
価値の組み合わせを作るということです。

その他大勢と一緒では”大量生産品”として
自分を安売りするしかない時代がきます。

しかし、競合のいないユニークな価値を作り
出せば価値が守られやすい、という話です。

横のライバルを見て、真似して、同質化
するのではなく、

自分の独自性を突き詰めていく、
オリジナリティを出していくということ。

・ある特定分野に集中特化する
・ユニークな経歴
・複数の専門性のかけあわせ

などによって、

「○○さんと同じようなことやっている人
 はいないよね」

と言われるような方向性を目指す、
ということかと思います。 

 

2、コミュニティ価値の構築


コミュニティ価値は、そのコミュニティに
入ることで得られる体験価値です。

これは先生の力だけでなく、そこに
集まっているお客さんの価値で変わります。

例えば、みんな良い大学に行きたがるのは、
就職に有利なだけでなく、そのコミュニティに
集まる人の価値が高いからです。

そこに集まってくる人の相乗効果によって
生まれる、そのコミュニティならではの
価値というものを生み出せれば強いです。

例えば、

・ノウハウ自体は大したことがないけど、
 人を繋ぐ力が強いコミュニティ

・和気あいあいとしたその人ならではの
 カラーのコミュニティ

・同じような悩み、境遇で共感し合える
 仲間に出会えるコミュニティ

といった方向性で差別化する、
などが考えられます。

 

3、パーソナライズ価値の提供


パーソナライズ価値は、その人個人に
カスタマイズされた価値です。

その人個人の状況や性格に合わせて
オーダーメイドの価値を提供する
ということです。

オンラインサロンなどのマス向けサービスは
低価格ですが、カスタマイズはゼロです。

信頼やコンテンツで勝てなければ、
カスタマイズで勝負するしかありません。

カスタマイズされたサービスの費用対効果が、
”1流のネット上の先生”に勝っていれば
顧客を維持できるということになります。

例えば、

人気のオンライサロンなどが低価格でマス向けの
画一化されたコンテンツを提供しているなら、

特化した方向性で、かつ、カスタマイズされた
サポートを手厚くする・・・という方向性が
考えられます。

これからの時代、


この3つの要素が、「先生ビジネス」で生き残って
いくためには重要になってくると思っています。

最低でも1つは無いと苦しいと思います。


プラス、それを「伝える能力」や「伝える仕組み」
が欠かせません。

(伝わらないものは、無いのと一緒ですので・・・)

このへんは、

・コピーライティング
・プレゼンテーション
・ダイレクト・マーケティング

などの伝える力、伝える仕組みを構築する能力
を学び、向上させていくというのもありますし、

SNSやブログなどのインターネット上の
信頼残高を増やし、育てていく

という自分の発信メディアを強化していくこと
が重要になりますね。

かつてないサバイバル競争時代の幕開け


今日は「先生ビジネスの未来予想図」に
ついて書いてみました!

いや、本気でまずい時代に突入していきそうだと
私は思っています・・・。

先生ビジネスのオンライン化により、
「不要な先生が大量発生」していくでしょう。

信じるか信じないかはあなた次第ですが、

この流れ、”最大級の警戒”をしておく必要
があるな、と個人的には思っています。


危機感を持って自分をアップデート
し続けていくことは、

これからの時代に生き残る上での
必要条件になりそうです。

(まあ、これは先生ビジネスに限りませんが!)


ぷれぜん仙人