ぷれぜん仙人のブログ

〜言葉で人を動かす技術の探究〜

 
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面白い文章とは何か?【”その他大勢”と差別化するための条件】

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ぷれぜん仙人です、

今日のテーマは「面白い文章とは何か?」
についてです。

面白いといっても、

小説とかエッセーの話だけではなく、
ビジネスを含めた、例えば、

セールスレターとか、広告とか、
ブログ、本、教材などコンテンツ全般も含めた

幅広い、文章についてです。

私はコピーライターなので、

「面白い文章を書きたい」
と日々、考えています。

 

もちろん、

人によって「面白い」の定義も、
基準もまちまちでしょう。

自分自身の中ですら、
日々、評価の軸が変わっていくので

永遠の終わらない探求、
である感じはしていますが・・・。

今日は、自分の思考の整理も含め、
この答えのないテーマ

を考えてみようと思います!

ちなみに、
私の完全に主観的な意見です。笑

・ハーバードの○○教授、曰く〜
・有名なライターの○○さん、曰く〜

みたいなものをお求めの方には
全く期待に添えませんのでご承知おきください!

 

”面白い”の前提


「面白い」と言うからにはたぶん、
”何らかの価値”があるというのが前提でしょう。

(価値がないことが面白い!みたいな天邪鬼さんは
 ここでは面倒なので、除外します!)

例えば、

・知らなかった情報が入っている
・興味のある情報が入っている

・学び、気づきがある
・エンタメ性がある
・癒される
・共感できる


などなど、

まぁ他にもいろいろあると思いますが・・・。

”何らかの価値がある”というのが、
多くの人にとって前提だと思います。

が、

それだけじゃ、ダメだと思うんですよね。
価値がある、それだけでは埋もれてしまうというか、

たくさんの人と「差別化」できないと思います。

「あの人の文章は面白い!」

と言われるためには、

この「価値がある」ということに加えて、
他の要素も必要な気がしているのです。

 

世の中の人がどういう風に考えているか知りませんが、

私の意見を書いてみてたいと思います!

全部で6つ、あります。

 

1、一次情報を発信しているのか?

 

私が思う”面白い文章”は、

・〇〇さんがこう言っていました、

・〇〇という本にはこういう風
 に書いてありました、

みたいなものではありません。

それだと、単なる二次情報であり、
一次情報の”劣化版・伝言ゲーム”になります。

別に誰かの意見、情報を引用したりすることが
悪いわけではなく、重要なのは、

その作者自身が体験したこと、
感じたこと学んだことなどの、
一次情報が含まれているのか??

だと思います。

誰か他の人が既に言っていることを
コピー&ペーストするだけでしたら、
面白い!とは思えないです。

しかし、

すでに誰かが言っているような
情報であったとしても、

その肉付けとしてその人自身の
ユニークな体験、思考、感情など

が入っていることによって
オリジナルな文章となると私は思います。

私の好きな映画『グッドウィルハンティング 』の
一節があります。

”賢ぶった天才”のウィルに対して、
精神科医のショーン先生が言い放った言葉です。

 

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Robin Williams and Matt Damon in the famous Good Will Hunting 'bench scene' ( Miramax Pictures )

I can't learn anything from you, I can't read in some fuckin' book. Unless you wanna talk about you, who you are. Then, I'm fascinated. I'm in.

きみから学べることなんて何もないんだ。君の言うことなんて、ぜんぶ本に書いてあるからね。でも、きみ自身についての話なら別だ。ぼくはそれに興味がある。


コピペ思考からは面白い文章は、
たぶん生まれてきません。

自分自身の体験、思考、感情などがあるのか?
重要なのは、どこにもない一次情報であるか?

だと思います。

 

2、忖度がないか?

 

忖度がある文章というのは、
なんとも面白くありません。

なんとなく文章を通して、

煮え切らない態度、情熱が感じられない、
なんだか冷めたドライな感じ、、、

などが伝わってきてしまうからです。

例えば、

大手メディアなどが発信する情報
(文章に限らず)には

年々、忖度が増えている気がします。

全くもってツマラナイ情報が増えてきたのは
そのためだと思います。

エッジの尖ったことや、
失敗を恐れないチャレンジ、、、

みたいなことができないんでしょうね。

一方、

世の中には何の忖度もせず、

「失うものが何もない」
「誰からの評価も気にしていない」

みたいな、”源泉掛け流し”の文章
あったりします。

そういう人の書く文章は、
めちゃくちゃ面白いですね。

私はどうか?というと、

やはり、どこかで人の評価、顔色を
伺っている気がします・・・。

すごく憧れます!

 

3、ポジションをとっているか?

 

面白い文章を書きたければ、
ポジションを取らなければいけません。

ポジションを取らない人の文章は、
とにかく、面白くないのです。

ポジションを取ると言うのは、

自分の立ち位置を明確にして、
主張を強く言い切ることだと思います。

黒か白かはっきりしない文章は
何の面白みもありませんし、
そもそも価値がないともいえます。

「白とも言えますし、黒とも言えます・・・」

みたいなのは、ノーポジションであり、
何も言っていないのと変わりません。

極論を言うと、

世の中には真実なんてありませんし、
正解もありません。

すべては、どの角度からどういう人が見るか?
次第で全く別物に変わったりするのです。

正解なんてない。だからこそ、

思い切って自分のポジションを取り、
そのポジションの中で物事を
強く主張することが欠かせません。

エッジがない文章は読者の心に
何も残さないのです。

4、独自性があるか?

 

面白い文章を書く人の特徴として、

良い意味での粗さ、ユニーク性
があると思います。

言葉の使い方が独特であったり、
場合によってはちょっと間違っていたり、
一般的な使い方でなかったり、、、

こうした特徴は、学校教育だと
「間違いです!直しなさい!」

と言われてしまうものではありますが、

実は、学校を卒業して文章を書く際には
大きなアドバンテージになり得るのです。


私がいた会社などは、伝統的な日本の会社
だったので、みんな、一様に「金太郎飴」
のような文章を書いていました。

ハッキリ言って、クソつまらないのです。

いや、ビジネス文章なんだから
面白くなくていいでしょ?

という意見もあるかと思いますが、
私はそうは思いません。

ビジネスであっても、エンタメであっても、
文章を書く目的は、「人の心を動かす」ことです。

読んでいて人の心を動かせないのであれば、
ビジネスであっても”無価値”になる場面は
多々あると思います。

例えば、単に情報共有が目的であっても、
その先には何らかの行動の期待があるからです。


型にハマった大量生産型の文章では、
人の心は動かせません。

勇気を持って、
独自色を出すべきかと思います。
 

5、本音を出しているか?

 
忖度とも通じますが、

建前で書かれた文章が
人の心を打つ事はまず、ありません。

人間には”嘘発見機”のようなものが付いていて、
建前で書いている人の言葉は

「何か刺さってこない」
「何か違和感を感じる」

と感じてしまうものです。

学校教育や会社等での弊害なのだと思いますが、

「本当に思っていること、感じていること」

ではなく、

「一般社会のモノサシで間違いのないこと」

を書くことが習慣になっている人が
多い気がします。(私もそうです!)

これはなかなか勇気がいることですが、
建前で書くくらいなら、書かない方がマシです。

本音をぶつけましょう!

 

6、ターゲットは絞る!

 

当たり前ですが、

100人が読んで100人が面白いと思う
文章なんてものはこの世に存在しません。

人それぞれ感じ方、価値観、パラダイム、
文章読んでるときの状況、全て違います。

そのため、

いろんな人に面白く感じてもらおうという
考え方自体が間違っています。

100人が面白いと思う文章
= 平均的で全く尖りのない文章

なってしまうからです。

面白い文章を書きたかったら、
「捨てること」が大切です。

100人中90人からは見向きもされなくていい、
くらいの絞り込みは最低限必要かもしれません。

本当に尖りを出したかったら、100人中99人を
切り捨てるのもアリだと思います。

(私にはできませんが!笑)

 

今日のまとめ


ということで今日は、”私が思う”「面白い文章」
の条件について書いてみました。

まず、価値がある、というのは前提の上で、

面白い文章の条件  1、一次情報が入っているか?
2、忖度がないか?
3、ポジションを取っているか?
4、独自性があるか?
5、本音を出しているか?
6、ターゲットを絞っているか?


私の主観なので、

「そう思わない」という方も
たくさんいるかと思います。

時間が経ったら、
私の考えも変わるかもしれません。

「正解のないもの」なので、
探究は永遠に続く、、、のだと思いますが。

重要な点としては、文章力は
一朝一夕には身に付きません。

面白い文章が書きたければ、

とにかく書き始める、
そして、書き続けることだと思います。

面白い文章を書く人の共通点として、
「とにかく大量に書いてきた人」

というのがあると思います。

面白い文章が書ける人 = 面白い話ができる人
でもありますので、

この能力は磨いていく価値は大いにある
と思っています。


今日は以上です!


ぷれぜん仙人


こちらの記事ですが、後編が追加されました!

 

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