ぷれぜん仙人です、
今日は人気YouTuberの方の”秘密”
について私の分析・考察を書いてみます!
とても本質的なコミュニケーションの話なので、
YouTubeなどの動画に限らず、
ブログ、プレゼン、コピーライティング、
日常の会話などなど応用範囲が広い話です!
では、本題ですが、
ご存知の方も多いと思いますが、
サラタメさんという方で、
「本の要約」を配信されている方です。
本日時点でチャンネル登録者が43.2万人、
めちゃくちゃ人気があります。
いろんなインフルエンサー系の人も着目していて
”紹介”してたりもするので、
今後ますます人気に拍車がかかって
いきそうな勢いです。
サラタメさんは、本業としてサラリーマンを
されている方なのですが、
これが副業なの!?という感じの
とても手の凝ったクオリティーの
高いアニメ付き動画を作成されています。
私自身も初めて見た時から、
「これは、すごい!」
という感じで、一気にファンになって
しまいました。
しかし、アニメーションの部分は
本質的な価値ではなく、
私はその喋りの内容、コンテンツに
サラタメさんの魅力の秘密があると
思っています。
というわけで、完全に私の主観ですが、
サラタメさんのどこがすごいのか?
を考えてみたいと思います!
1、複雑な情報を一言でまとめる力
サラタメさんのすごいうまいなぁと
思うところは、
「一言でまとめる力」です。
本の内容をズバッと、
一言でまとめてくれます。
そのまとめ方が、
・すごく分かりやすい
・本質的な部分を捉えている
・キャッチーな言葉で表現
されているのが大きな特徴です。
例えば、サラタメさんの動画のサムネイルには
その本を一言で言い表すと・・・という感じの
キャッチコピーがつけられています。
それが、ものすごく絶妙でうまい!のです。
あなたは寝ていない
承認欲求の奴隷解放宣言
ぶっちゃけこの1冊でOKです
死の正体
貯金なんてすんな!!
8割の仕事 無駄説
9割の人が悲劇症候群
戦略的シカト
どれもパンチがあって、「なんか見てみたい!」
となるうまいキャッチがついています。
短い!そして、刺激的!
な言葉のチョイスがすごく秀逸です。
キャッチだけではありません。
コンテンツの内容自体でもそうです。
サラタメさんの要約は、
「実は要約ではない」
とも言えます。
「本の内容を全体的にカバーしよう」
という意識がないからです。
要約というよりは、
「サラタメさんのおすすめポイント紹介」
という方がしっくり来るかもしれません。
逆に言うと、
「ポイント以外を大胆に捨て去る勇気」
とも言えます。
本の内容が100あるうちの99は捨て去って
しまう思い切りの良さがサラタメさんの特徴です。
2、とにかく分かりやすい!
サラタメさんの動画は
すごく分かりやすいんです。
なぜなのか?と考えると、
たぶん要因として
2、全体像・結論 → 部分という順番で説明
3、ややこしい部分は大胆にカット
しているからだと思っています。
少し掘り下げて解説します!
自分の言葉で説明
サラタメさんは本の内容をしっかりと
自分の中で咀嚼した上で自分の言葉で
説明されています。
本の説明がへたくそな人の特徴として、
本に書いてあることを単純コピペする、
というのがありますが、その逆です。
私は大学院に行っているのですが、
そういう人、たくさんいました。
論文に書いてあることを暗記してしゃべってる?
みたいな印象を受ける人です。
自分の中で一回噛み砕いて自分の言葉として
説明することができないのです。
そこへいくとサラタメさんは難しい骨太の内容
をしっかりと理解した上で、とても分かりやすい
”日常的な言葉”で伝えています。
最初に結論をズバッと
サラタメさんの説明の順番は常に、
全体像、結論 → 部分、詳細
という順番になっています。
これは分かりやすいコンサルなどの説明の
仕方とも似ているやり方です。
しかも、
その結論はすごく短く、キャッチーな言葉
にして説明しているのも特徴です。
これがズバズバ刺さってくるので、
聞いていて気持ち良い!という感じです。
ややこしい部分はカット
サラタメさんの要約では徹底的に
「ややこしい部分はカット」されてます。
ややこしい部分 = どうせ伝わらない
みたいな一種の”開き直り”のようなものさえ
感じる潔さです。
なので、
難解で難しい本でも、サラタメさんの説明を
聞いていると「すごく分かった気がする!」
という感じになります。
本当のことを言うと、これは勘違いです。
あくまでサラタメさんが話している部分だけ、
分かったということなのですが、、、
YouTubeでそんな糞難しい話を聞きたい人は
いませんので、見込み客のニーズに合っている
説明の仕方なんだろうな〜と思います。
3、聞きやすい声(トーン、リズム感)
私の感想ですが、サラタメさんの声は(良い意味で)
「カラーがない声」だと思いました。
うまく表現しづらいのですが、
”アナウンサー的な声”でしょうか。
(滑舌が良いと言う意味ではなく)。
人の話って、しゃべってる内容だけでなく、
どういうトーンで話をしているのか?
によってだいぶ印象が変わりますよね。
サラタメさんは、このトーンが柔らかいというか、
すっと受け入れられやすいトーンなのです。
またリズム感も絶妙で、聴いてて
心地良いリズムで話をされています。
サラタメさんのフォロワーの方には、
「動画を見ないで声だけで」
と言う方も結構いらっしゃるようです。
この心地よく聴き続けられる声のトーン、
リズムが強力な武器になっているんだと思います。
4、見込み客目線での通訳
サラタメさんの動画では単に著者の主張を
要約して伝えるだけではありません。
「サラタメ的解説」
というコーナーが動画の後半で設けられていて、
サラリーマンにとって、
・どんな意味合いがあるのか?
・どんな行動をすればいいのか?
といった「主観的な解説」が入っています。
本に書いてある内容を噛み砕いた上で、
じゃあ、こう言う風に考えましょう、
こういうアクションをすると良さそうです、
という話が入っているので、著者と読書の
間の「通訳」のような付加価値があります。
サラタメさん自身が現役のサラリーマンであり、
・どんな悩みを抱えているのか?
・一般人の現実はどんな感じか?
などをよくよく理解されているため、
この「サラタメ的解説」がすごく的確。
ここも他の「本の要約」を提供している人と、
差別化要素になっている重要なポイントだと
感じています。
5、ネタのチョイスが絶妙
サラタメさんは本のチョイスがすごく良いですね。
なんとなくの予想ですが、
①みんな一度は聞いたことのある
高評価の売れている本
②読んだことあるけど挫折している、
敷居が高そうで読んでいない
みたいな本をチョイスしている気がしています。
ほんの一例ですが、
こんな感じのラインナップです。
『「死」とは何か』シェリー・ケーガン
『 資本論』カール・マルクス
『21世紀の資本』トマ・ピケティ
『影響力の武器』ロバート・B・チャルディーニ
『7つの習慣』スティーヴン・コヴィー
『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイヤモンド
『シン・ニホン』安宅和人
『人を動かす』デール・カーネギー
『これからの正義の話をしよう』マイケル・サンデル
どれも骨太の本格的な本です。
かと思えば、ホリエモンの本、Daigoさんの本
みたいな読みやすい感じの本も扱っていたり。
選び方が、絶妙なんですよね。
私の予想なのですが、こういう骨太な
本に挑戦することで
この人はすごく難しい本を簡単に
噛み砕ける賢い人なんだろう
という信頼性を手にしている気がします。
また、
こうした本は流行り廃りがないので、
ずっと再生され続ける、
という戦略的視点もあると思います。
コニュニケーション能力だけでなく、
マーケティング能力が優れている、
ということかと思います。
サラタメさんの人気の本質は「伝える力」
というわけで人気YouTuberがなぜ人気なのか??
について私なりの分析・考察を書いてみました!
この記事を書いていて思ったのですが、
この力は「優れたコピーライターの特徴」
としてもそのまま言える話だと思います。
聞きやすい声 = 読みやすい文章
見込み客目線での通訳 = 商品のベネフィットの通訳
ですね。
私自身がすごく見習うものがありました!
もしまだサラタメさんをご存知でない方
がいらっしゃれば、
ぜひYouTubeを見てみてください。
とても勉強になると思います!
ぷれぜん仙人