ぷれぜん仙人です、
けっこう前ですが、
こういうツイートをしました。
【情報商材という言葉】
— ぷれぜん仙人@プロモーション・クリエイター (@presen_sen_nin) June 18, 2020
情報商材=悪という価値観を持っている人がいるけど、本も情報商材だよね。詐欺、糞コンテンツは悪だと思うけど、情報商材自体には何の罪もない。福澤諭吉先生の「学問のススメ」なんて間違いなく、情報商材のハシリだし、慶應義塾はバックエンド商品。
今日はこちらのツイートについて
詳しく解説してみたいと思います!
なんか世の中を見ていると、
「情報商材」というものに対して
ものすごくネガティブな感情を
持っている人が多い気がしています。
私自身の経験、価値観では
「情報商材によって人生を変えてきた」
という強い思いがあり、全く嫌なイメージが
なかったので不思議でした。
情報商材は悪なのか?
情報商材、というと私は神田昌典さんの
教材から入り、セミナー業界にこれまで、
”けっこうな金額”を投資してきました。
もっと広く情報商材を捉えて「本」で
考えると、正確に数えてませんが、
たぶん3000冊とか買っています。
さらに、これ書きながら思い出しましたが、
小学生の頃に、
「ヨーガ伸長法」
みたいな情報商材を親に泣きついて
買いましたね。
ヨガをやって背を伸ばそう!みたいな
情報商材でした。笑
小学6年くらいの時に、
背が伸びないのが悩みでして、、、
ちなみに、その後、背は伸びました。
(たぶん、時間の問題でした!!)
ただ、
今、趣味でヨガをやっている
ベースにはなっていそうです。
そういえば、サッカーの教則ビデオ
「ワールドサッカーインストラクション」
も小学生の頃に買ってました。
その後、サッカー辞めちゃいましたけど、
確実に仲間内でのプレゼンスを高める上では
役立ってますね。
本も、DVDも、セミナーも、全部、情報商材。
情報商材をもし私が買っていなかったら、
相当、悪い方向に人生変わっていそうです。
なので、私からすると
何をそんなに嫌悪しているのか?
というのが分からない感じ。
高額な情報商材買ったら
とんでもない糞コンテンツだった!
とかなのか?
単純に儲けていそうなのがムカつく!
からなのか、
理由は不明なのですが・・・
まあ、とにかく私の結論としては、
情報商材を売る = 悪
みたいな価値観はおかしいと
思っています。
情報を売るというのは、
しごく真っ当なビジネスですよ。
コンサル、コーチというのも情報ビジネス。
さらに言うと、「教育」も情報ビジネスです。
福澤諭吉さんのビジネスモデルって
情報商材業界の先駆者ですし。
粗悪な商品 = 悪
というのは分かりますが、
情報商材全てをひっくるめて悪、
と思ってしまうと”かなり損する”
んじゃないかな?と思ってます。
良質な商材は間違いなく、
存在していますからね。
福沢諭吉は天才マーケッター
福沢諭吉さんは、
明らかに天才マーケッターです。
有名な『学問のススメ』ですが、
明治5年に出版されてなんと300万部
のベストセラーだったようです。
(今までの累計で、、、なのでいつどれくらい
売れたのかは分かりませんでしたが。)
当時の日本の人口が3000万人とか
だったらしいので、10人に1人が購入
したというモンスター・ヒット作品。
今の日本で言ったら1300万部のヒット、
ということです(凄まじいですよね)。
ちなみに、どうやって売ったか?
めちゃめちゃ気になりませんか。
アマゾンも、ジュンク堂、クロネコヤマト
もない時代に、
一体、どうやったら
10人に1人が買うのか?
ハンパじゃなくないですか??
私はむしろ、売れた数よりも
「どうやって売ったのか?」
の方がよほど気になりました。
で、一生懸命ネット検索して
調べたんですけど、
結局わかりませんでした。
何も情報が出てこない。
(なぜ出てこないのか不思議ですが・・・)
こっからは完全に推測なんですが、
福澤諭吉は「時事新報」という今は廃刊に
なってしまった新聞社も立ち上げていますので、
当時、最強のメディアであった新聞で
マーケティングを仕掛けたんじゃないか?
と思っています。
自分で新聞というメディアを持っているので、
・広告を出す
・無料オファー(コンテンツの一部を出す)
というのができるんですよね。
あとは、国の中央との繋がりも活かして、
義務教育系のコンテンツとして
毎年、安定的に配った・・・とかも考えられます。
そういった手法にプラスして、
当時の日本人の心理的な背景
(時代が変わってどう生きたらいいのか分からん!)
に、
コンテンツ(学問さえすれば、人生安泰!)
のコンセプトが深く刺さったんじゃないかな?
となんとなく思っています。
※憶測ですいません。。。
真相知っている方いれば、教えてください!
『学問のススメ』はセールスレター
『学問のススメ』って読んだことあります?
読んだことなければ、こういう読みやすい物も
出てますので、読んでみると良いかと思います!
『学問のススメ』って凄まじく、
よくできているな〜と思うんですよね。
現代風に言うと、
価値提供コンテンツが
たっぷり入ったセールスレター
みたいな感じです。
当時の時代背景はというと、
初版が出たのが明治5年。
士農工商の身分社会であった江戸時代から
明治に移り変わったばかりの時代です。
それまでは侍に生まれれば侍、
農民に生まれれば農民という感じで、
一種のカースト制度の中で決められた人生を
送っていたのが当時の日本国民でした。
それが急に、
「これからは、全員、平民ね!」
と言われても、
何やったらいいか分からん、
どうやって生きればいいの?
とめちゃくちゃ不安だったと
思うんですよね。
そこに福沢諭吉先生は、
希望の光を投げかけたわけです。
それは、
天は平等で、天は差別をしない。学問をしさえすれば
誰でも、どんな生まれでも、立身出世が可能である!
という物語です。
生まれがどう、身分がどう、とか関係ない。
”実学”さえ学べば、立身出世できる!
しかも、うまいのが希望だけじゃなくて、
”学ぶことをしない人間は食えなくなる”
という恐怖で脅すアプローチも入れている点。
現代マーケティングで「天国と地獄」と
呼ばれるアプローチをコンテンツの中に入れています。
学問をする → 立身出世!
学問をしない → 露頭に迷う!
というのは当時の迷える日本国民にとって
強烈なストーリーだったんだと思うんですよね。
(かなりの洗脳セールスレターです)
んで、
実学をどこに行けば学べるのか??
というと、
慶應義塾へ行こう!!
というバックエンド商品が
ちゃんと用意されていると。
問題提起、解決策を一貫して提供している
かなりうまく設計されたマーケティングです。
ビジネスで最重要な集客、教育、販売
ビジネスで最重要なのは「セールス」です。
そして、王道のセールスには
集客、教育、販売
と呼ばれるステップがあります。
見込み客にいきなり商品を売っても売れません。
・必要性が分からない
・相手に対する信頼がない
などの理由で売れないからです。
福澤先生が売りたかったのは
フロントエンド商品:「学問のススメ」
バックエンド商品:「慶應義塾」
だったと思うんですけど、
学問のススメは、(完全推測ですが)
以下のようなフローで売っていると思うんです。
で、
コンテンツ(本の中身)自体が、当時の時代背景、
国民の不安な心理にめちゃくちゃマッチしていたので、
口コミで爆発的に広がったんじゃないか??
というのが私の推測です。
さらに、
フロントエンド商品(学問のススメ)
を買った人の中から
”福澤諭吉信者”が生まれ、
慶應を目指して全国から集まってくる・・・
という顧客動線を敷いたんじゃないかな?
となんとなく思っています。
ここまで設計していたのか?は
推測の域を出ませんが、
マーケティングもDRMも言葉すら
存在していなかった時代に
そうした取り組みをしていた
と考えると、凄まじいです。
事実として言えるのは、
・学問のススメは300万部売れた
・慶應義塾は日本を代表するトップスクールになった
・福澤諭吉自身は1万円札の顔になるほど有名になった
ことを考えると、論より証拠で
「福澤諭吉は天才マーケッター」
だったことは誰にも否定できない、
と思います。
本田健さんが、のし上がった戦略
現代でいくとまさにこの王道マーケティング手法
で、のし上がった代表者が本田健さんになります。
本田健さんというと、
『ユダヤ人大富豪の教え
などで有名な「ベストセラー作家」
というイメージを持たれている人が
多いのではないでしょうか?
”情報商材ビジネス”をやっている人、
というイメージを持っている方は
どちらかと言うと少ない気がします。
しかし、
本田健さんの実態は「情報商材ビジネス」
をやっている人です。
私の中では、
神田昌典さんとかと同じ立ち位置ですね。
実際、
本田さんがデビュー最初にとられていた戦略は、
以下のようなやり方。
本田さんの名前を『ユダヤ人大富豪の教え』で
急に聞いたという人も多いと思いますが、
無名の新人がいきなりビジネス書で大ベストセラーを
生み出すには、実は裏に仕掛けがありました。
『幸せな小金持ちへの8つのステップ』
という小冊子を無料で大量に配ったのです。
記憶が定かじゃないのですが、
確か10万部、とかそういうレベルで
無料配布したと思います。
そこで信頼を獲得し、
一気に『ユダヤ人大富豪の教え』
を爆発的に売って知名度、信頼を得た。
そして、
お金、人生、ライフワークなどの
高額なセミナー、情報コンテンツを売って
成功された、、、
というのが本田健さんのビジネスの実態です。
(情報商材ビジネスそのままです。)
もちろん、
本田健さんは悪徳な粗悪コンテンツを
プロダクトローンチで売って逃げる、
みたいな連中とは違って「コンテンツが本物」
という大前提はあるのですが・・・。
今では、
顔出ししてのYouTubeなどもやられていて、
オンラインサロンなども販売されていますね。
(けっこう最近までは写真は出てませんでした)
まとめ:情報商材ビジネスの未来は?
というわけで、情報商材ビジネスについて
解説をしてみました。
世の中には、
「情報商材売っている!詐欺!けしからん!」
みたいに脊髄反射している人がいることを
ここ1年くらいで知ったのですが、
ちょっともったいないですね。
王道のマーケティングであり、
本やセミナーも情報商材なので、、、
もっと言うと、
文科省を頂点とした学校教育自体が
情報商材ビジネスですよ。
タチの悪いのが、
「良い大学行かないと食えない」
という洗脳でたくさんのお金を
日本全国から巻き上げてますからね。
これからも無くなりませんし、
むしろどんどん増えていくでしょうね。
物が溢れて満たされているので、
知識、情報、共感などの無形商品
への価値がどんどん高まっていますので。
ちなみに、
私は情報商材ビジネスは素晴らしいものだと
思っていますので、
消費者であり、生産者であり続けようと
思っています!
もちろん、クオリティありきですが!
今日は以上になります!
ぷれぜん仙人
追伸)
ちなみに、個人的意見としては
”ノウハウ・コレクター”
も別に悪くないと思っています!
行動できない時は、ノウハウ・コレクターを
極めるのもアリです!