ぷれぜん仙人です、
今日は革靴のお手入れ、ケアについて
書いてみたいと思います!
いや、どうでもええわ!!
という声が聞こえてきそうですが。笑
そういう人こそぜひ読んでみてください!
私は革靴マニア、コレクターです。
私の印象ですが、日本人の多くの人は
・革靴に興味がない!
・革靴のケアにはもっと興味がない!
というのがあります。
しかし、
シューケアというのは実は
めちゃくちゃ重要でして。。。
「良い靴を履く」
よりも、
「良い状態に靴をケアしておく」
ことの方がよほど大事です。
(これ、めちゃくちゃ重要!)
ジョンロブ履いていても、薄汚れて
埃まみれだったら、すごくダサいです。
それよりも、
しっかりと手入れされた”ほどほどの靴”
を履いていた方が”大人”としてカッコいいです。
しかし、
日本人は”靴文化”ではなく”草履文化”なので
靴=消耗品、みたいなマインドの人が多く、
しっかりとした手入れを勉強している人が少ない。
私も偉そうなことは言えず、
靴にハマる前は、そりゃーもう・・・
酷い扱いを靴に対して行ってきました。
(靴への冒涜、虐待行為!)
いや、マジで何度も声を大に
して言いたいのですが、
ひも靴を、ひもを緩めずに履くとか・・・
あり得ない行為
なので、それだけはやめて欲しいですね。
日本人の大半、やってると思うんですけど・・・。
というわけで、
前置きが長くなりましたが
私がこれまで色んなケアの方法を試して
きましたが、その中でも
「ここさえ外さなければOK!」
という超基本のポイントがありますので、
そこをお伝えしたいと思います!
これを読んで実践していただくだけで、
その他大勢の日本人と
圧倒的・差別化
が可能かと思います!!
シューケアの3種の神器
シューケアをする上で絶対に欠かせない
3種の神器と呼べるものがあります。
どれか一つでも足りないものがあれば、
買い揃えてください!
それは何か?というと、
- シューツリー(靴ごとに必要)
- ブラシ(+クリーム)
- シューホーン(靴べら)
の3点です。
初心者の方はまずこの3つを
取りそろえることが重要です。
詳しく解説します!
1、シューツリー
シューツリーとは、靴の形状にあった
木型のようなもので、靴を履いたあとに
入れるものです。
革靴を買うのであればシューツリーはマストの
アイテムなのですが、、、
私は革靴にハマる前は当然のごとく
使っていませんでした。笑
履いたら、そのままポイって感じです。
そういう日本人の人も少なくないと思いますので、
超・基本なのですが、解説します!
目的は何?
目的は大きく3つあります。
- 靴のシワを伸ばし型崩れを防ぐ
- 靴の中の湿気を吸収する
- カビや臭いなどを防止する
の3点。
ちなみに、2&3は「プラスチックの安物」
では当然、実現できません!
天然の木製のシューツリーのみを
「シューツリー」と呼びますのでご注意を!
1足ごとに必要!
まず、シューツリーは革靴を買うたびに
1足1足に必要なものと考えてください!
ここも理解していない人が多そう。
保管している時に入れてなかったら
型崩れしますからね。
3足の靴に対して1個しかシューツリーない
とかダメですよ!
ケチって、シワだらけ、型崩れしたカッコ悪い靴を
履くくらいなら、安くても良いのでちゃんと靴の数
のシューツリーを買ってください!
ちなみに、
ツリーは一足、一足の形のあったベストなものを
買うのがお勧めです。
汎用品の安物ですと形が
合っていないこともあるので。
長い目で見た場合そこがシワになってしまい、
クラック(ヒビ割れ)の原因になりますので。
入れるタイミングは?
シューツリーを入れるタイミングなのですが、
①脱いだ直後に入れる流派
②一晩たってから翌日の朝入れる流派
があります。笑
両方、一長一短あるのですが、、、
私の考えとしては、「脱いだらソッコーで入れる」
ことをお勧めしています。
理由としては、
- 脱いだ直後が一番シワになりやすい
- シューツリー自体が天然木材なので吸湿効果がある
- 翌朝だと入れ忘れるリスクがある
という感じ。
2、ブラッシング
シューケアの基本は、ブラッシングです。
プロの人に話を聞けば、
ブラッシングさえしてれば、
おかしなことにはならない
とみんな口を揃えて言います。
革への大敵となるチリ、埃を
落として革に自然な艶を与えてくれます。
どんなブラシを買えばいいのか?
馬毛、豚毛が基本です。
埃払いは毛足の長い馬毛で、
磨きは豚毛で、、、
というのが王道になりますが、
”普通の人”はそんな拘らなくてよいです。
馬毛の毛足の短めなものを買って
おけば埃払いと磨きを1本でできます。
これを、黒靴用、茶靴用で
2本あればOKでしょう。
あとは、
クリームを塗る用の小さなブラシ
を買っておけば完璧です。
良いブラシとはどんなものか?
ブラシにはお金をかけようと思えば、
かなり高級なものもあります。
(江戸屋さんのブラシとかブランドです!)
しかし、
そんな高いブラシじゃなくて普通の、
1000円〜2000円のブラシで十分です。
ブラシで重要なのは1つのブラシを
長く使い込むということです。
高級な新品のブラシよりも、
そこそこの値段であっても
長年使い込んできたブラシのほうが
「良いブラシ」であると言えます。
よく、シューケアのプロの方と話をしていると
「ブラシが育つ」という表現をします。
たくさんの靴を磨いてきたブラシほど
文字通りブラシがレベルアップ、成長します。
簡単に皮にツヤを取り戻すことができ、
美しく光るのです。
ブラッシングの注意点は?
革靴が好きな人の”あるある”なのですが、
「シューケアし過ぎ問題」があります。
すぐにクリームを付けて磨きたがるのです。笑
しかし、「過ぎたるは及ばざるが如し」
でありやり過ぎは禁物です。
クリームをつけすぎてしまったりとか、
ワックスでガチガチに固めてしまったり、、、
気持ちはわからないでもありませんが、
革というのは人間の肌のようなものです。
ワックスは厚化粧のファンデーションの
ようなもの。付けっぱなしはよくない。
なので、基本、ワックスは付けません。
(最初のうちは飽きるまでやっても良いですが!)
基本はブラッシングを中心にし、
3回か4回位履いたら、薄くクリームを塗る
というのが間違いのないケア方法になります。
どんなクリームを買えば良いのか?
私はマニアなので、今まで色んなクリームを
試してきました。
その結果、
この3つが”間違いのない選択”と
断言できます。
- サフィールノワール『クレム1925』
- コロニル『1909シュプリーム・クリーム』
- KIWI『パレードグロス』
の3点です。
■クレム1925
革靴好きの中では超有名な高級クリームです。
かなり金額が高いのがネックなのですが、
ほんの少量つけて磨けばとてもきれいに光ります。
しかも、革に栄養を与え保湿する成分も入っているので
これ1つでオッケーという感じ。万能クリームですね。
すごくもちが良いので、
「コスパ」は良いですね。
■1909シュプリーム・クリーム
革に栄養を与えて、しかも綺麗に光る
乳化性クリームです。
靴以外で、鞄とかにも
使えるものなので一つあると便利。
私は、このクリームを基本にして、
たまにクレム1925というのが、
今の使い方ですね。
■パレードグロス
これは上級者向けです。
ワックスを使って”鏡面磨き”をしたい時に
使います。
ワックス、色々試しましたが、これが1番光ります。
プロもそう言っているので間違いないでしょう。
ポイントとしては、このパレードグロスを買って
1週間ぐらい缶のふたを開けておいて乾燥させる。
こうするとより一層、光ります!
シューホーン
シューホーンとは靴べらのことです。
良い革靴を買ったら靴べらを使わずに
靴を履くと言う事はあり得ません!
昔(革靴にハマる前のこと)
私は靴べら使わずに履いていたことが
あったのですが、
雑誌で見かけた、ある言葉で改心しました。
それは、
シューホーンを使わずに靴を
履くのは靴への冒涜である
という言葉です。
ジョンロブのディレクターの
アンドレアスさんの言葉です。
この言葉を聞いてから私は靴べらを使わずに
靴を履くことがゼロになりました。
たった1回だけでもだめですよ。
そのたった1回でかかとに入っている月芯が
損傷してしまったらアウトです。
注意点としては、家では靴べらを必ず使っていても、
外出した時に「ない場合がある」ことです。
それを防ぐための私のソリューションは、
「全ての鞄に携帯靴べらを入れておく!」
という方法です。笑
100円ショップなどでも簡単に購入できるので
強くオススメします!
まとめ:革靴は”お手入れ”が命!
ということで、暑苦しく革靴のお手入れ、
絶対に必要な”三種の神器”について解説してみました。
革靴は本当にお手入れが命です。
そこそこの革靴であっても、しっかり
お手入れさえしていれば「良い靴」に見えます。
靴を見ればその人が分かる
と言われますし、
足元を見られる
という言葉もあります。
あまり手入れを気にしていなかった!
という方は少し意識を向けて頂くだけでも
違ってくると思います。
シューケアを学ぶ上で
オススメの本があります。
こちらの本は私が本当に、
「何度読み込んだかわからない!」
というくらい”バイブル”にしている本です。
Kindle unlimited入っている方であれば
無料で読めますので、ぜひチェックしてみてください!
あとは、「プロの仕事」を見ることも重要です。
今はYouTubeでプロ中のプロの
仕事が無料で見れます。
良い時代ですね。
何度も見ていると自然と体が
覚えてうまく磨けるようになります!
靴磨き界のレジェンド・長谷川さんの
靴磨きは芸術の域に達しています!
今日は以上です!
ぷれぜん仙人