ぷれぜん仙人のブログ

〜言葉で人を動かす技術の探究〜

 
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『鬼滅の刃』"全集中の呼吸”はフィクションなのか?【”トランス呼吸法”と”潜在能力の解放”】

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ぷれぜん仙人です、


なんか怪しいタイトルですいません。笑

今日は休日なのでちょっとゆるネタで。
でも、かなり真面目な話です。


私はヨガを10年くらいやっています。
認知科学に基づくコーチング、気功
なども5年くらい学んでいます。

 

空海や密教なんかも学んでたりもします。

その観点からみると、
『鬼滅の刃』の”全集中の呼吸”は

フィクション!そんなの無理!
嘘っぱち!とは全く思わなくて、

「まあ、現実世界でも使われているよね」

という話です。

 

人気漫画の共通点

 

現在の日本を代表する人気漫画である
『鬼滅の刃』と『キングダム』には共通点があります。

それは”呼吸”です。

鬼滅の刃では、全集中の呼吸という特殊な呼吸法を
鬼殺隊の隊士たちは使いこなします。

体中の血の巡り、体温が上がって、
一般ピーポーができないような超人的な
身体能力が発揮されるという感じ。

この呼吸のレベルが高ければ高いほどに、
超人的な能力を発揮できるというのが
鬼滅の刃の”設定”になります。

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キングダムでも主要キャラクターとして
羌瘣(きょうかい)と言う女性剣士が登場します。

彼女は蚩尤(しゆう)という暗殺者の一族であり、

巫舞(みぶ)という特殊な呼吸法を使った、
超人的な剣術を使いこなします。

トーン タンタン トーン タンタン

という可愛らしい?歌を口ずさみ呼吸を落としていき、
精神の深い深いところに降りていって凄まじい剣術を
繰り出します。

(この言葉自体がアンカー&トリガーですね!)

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この2つの共通点としては、

呼吸法を極めることで、
超人的な身体能力を発揮する


と言う点でしょう。

 

多くの日本人は多分これを、
ただの漫画の話で片付けて
しまっていると思いますが、

ヨガや認知科学をベースとした気功
なども学んでいる私からすると、

「あー、これはトランスだね」

と見た瞬間、そう思いました。

別に怪しくも何ともない、
という感じです。

トランスと言うのは、
かなり深い変性意識状態のことをいいます。

変性意識状態というのは、通常の意識状態とは
違って、”目の前の世界ではないどこか”に
意識がぶっ飛んでいる状態のことです。

・(面白い)映画を見ている時
・(面白い)漫画を読んでいる時
・(面白い)ゲームをやっている時

などは私たちは変性意識状態にあります。

漫画というのは冷静に、物理的に
捉えれば、紙に描かれた絵と台詞です。

しかし、鬼滅の刃に思いっきりのめり込んで
いる熱狂的なファンはそうは思いません。

あたかも、”VRの世界”のような鬼滅の刃
の世界にトリップしています。

虚構の作り上げられた漫画の世界に
ドップリと入り込んでいる状態です。

 

トランス状態ではリミッターが外れる

 

これは鬼滅の刃よりもキングダムの
ほうがわかりやすいのですが、

呼吸を深く深く落として、”一種の瞑想状態”
のようなところに降りていきます。

これはつまり呼吸を深めることによって
トランス状態を深めていくということ。

トランス状態になると、
人間の能力のリミッターが外れます。

プロのアスリートとか、
例えば野球選手とかで、

「ボールが止まって見えました」

みたいな状態です。

私みたいな一般人でも、過去を振り返ると、
自分じゃないパワーを発揮した瞬間

というのは誰しも1つや2つ思い出せると
思います。

私たちは普段、全ての力を使って生きていません。

人間の筋肉も脳みそもフルパワーで
使われていない事はよく知られています。

なぜ、そんな仕様になっているか?というと、
生物としての生存のためです。

能力をフルパワーで使えるようになっていたら
単純に危ないからです。

筋肉がフルパワーで使えてしまうと、
骨折したり、筋肉が断裂してしまったりと
弊害が出てきます。

脳がフルパワーで動いてしまうと一瞬で
餓死してしまいます。
(脳があらゆる臓器で一番エネルギーを使う)

それを防ぐために脳は本来持っている力の
”ほんの一部分”しか出せないように
リミッターをかけていると言うことです。

 

それがトランス状態になると
一時的にそのリミッターを外して

本来持っている力の一部を引き出すことが
可能になると言うことです。
 

日本を代表する認知科学の研究者でもある
苫米地英人博士は著書の中で、
トランス状態を以下のように表現しています。

 

変性意識状態(トランス状態)とは一言で言ってしまえば「火事場の馬鹿力が出ているときの精神状態」のことです。ここ1番の力、ゾーン、ブースター、潜在能力など様々な言い方がありますが、すべては変性意識状態の話です。

(中略) 

例えば、催眠状態のときの人間は通常の状態では考えられないほどの力を発揮します。

華奢な女性が腕相撲で男性に勝ってしまったり、酸っぱいはずのレモンを甘いと言ってばくばく食べたり、自分の名前を忘れたり、昔の記憶を思い出したり、不思議な現象が次々に起こります。すべて変性意識によって起きている現象です。

 

「火事場の馬鹿力」で、
おばあちゃんがタンスを持って逃げる、、、

みたいなことがトランス状態では
発動されるということです。

仕事でも、「もう、ダメだ・・・」

みたいな状態から驚異の力を発揮して
どんでん返しをしてしまうみたいな時が
ありますがあれも一種のトランスです。

トランス状態になると、

普段は発揮されていない眠っている力が
解放されてとんでもないことができる!

みたいなイメージです。
 

トランスの難点は、コントロールできないこと!

 

映画や、テレビや、ゲームに熱中しているときの
状態も変性意識状態!

じゃあ、映画見たら、超人的な動きができるのか??
というと当然、できません。

問題点としては、その状態(トランス状態)を
自分でコントロールできないということです。

映画を見ていて変性意識状態になっている人は
その映画の画面が消えてしまうと、
変性意識から戻ってきてしまいます。

私たちはトランス状態になればリミッターを外して
超人的な能力を発揮できますが、

それを使いこなすためには、「修行」が
必要になってきます。

再度、苫米地博士の本からですが、

いわゆる火事場の馬鹿力、あるいはゾーンなどといった、いつもとは違ったとんでもない力を時として発揮します。

その力は変性意識状態になったときに出るもので、いわばブースト機能のようなものです。この力を使いこなすことで、私たちは仕事でも勉強でも人間関係でもこれまで以上により良くすることが出来るようになるでしょう。

(中略)

しかし、それは勘違いです。火事場の馬鹿力は火事場でなくても発揮できますし、その逆に火事場になれば必ず発揮できるとも限りません。

訓練が必要なのです。訓練次第で自由に使いこなせるようになるのが潜在能力です。しかも、それを使いこなせるようになるための訓練はとても簡単です。変性意識状態になればいいのです。


変性意識状態になれば簡単!

というところが苫米地博士らしいですが。笑

まあ、その変性意識状態になる、それを
コントロールするためにも訓練が必要です。

習いました!はい!使えるようになりました!
みたいな世界なら誰も苦労しないわけです。
 

”超人”はトランスや呼吸法を使っている!

 

どんなジャンルでも超人と呼ばれるような人は、
本人が意識している意識していないにかかわらず、
高いレベルでの”呼吸”や”トランス”を使いこなしています。

ある意味で、漫画の世界にしか見えない超人技というのは
鬼滅の刃やキングダムじゃない現実世界にもいっぱいあります。

・プロのアスリート
・プロのミュージシャン

などの技は目に見えるので分かりやすいですが、

「いや、これ漫画でしょ・・・」

みたいな動きをする人はいっぱい
いるわけでして。

例えば、こんなの漫画以外の何者でもありません。

youtu.be

 

他にも例えば、
私はギターが好きなのですが

ギターで超絶技巧の速弾きを
している人などを見ると

ギターを弾いたことがない人、
ギターの初心者の人からすると

人間業とはとても思えないようなレベルで指を
高速で正確に動かすことができる人がいます。

多くのギタリストはあまり意識していない
かもしれませんが練習の過程で、

・どういう呼吸をしたら体がリラックスするのか?
・スムーズに力が抜けて身体をコントロールできるのか?

みたいなものは体感ベースで体得しているはずです。

説明しろ、と言われると言語化できないと
思いますが、たぶんそうです。
(でないと、うまく弾けません)

武道にも呼吸法がセットで入っています。

空手の道場に行くと呼吸法を必ずやります。
剣道とか弓道でもたぶんそうだと思います。

あれは、人間の潜在能力を解放する上での
昔の人体験的な知恵というか、科学というか
なんだと思います。

 

トランス仕事術は可能か?


問題は、私たち一般人に”全集中の呼吸”
ができるのか?使いこなせるのか?

という話かと思います。

私の答えとしては、呼吸法を練習すれば
誰でも自分の仕事や趣味なんかの
パフォーマンスを上げられる!

と思っています。
 

私はプレゼン資料を作ったり、コンテンツを書いたり、
セールスレターを書いたりする仕事をしています。

たまに「明らかにゾーンに入っているな」
という状態の時があります。

普段の生産性と全く違って、
「あれ?俺、天才かも!」

みたいな状態の時です。

そういう時の生産性は本当にめちゃくちゃ高くて、
1日で資料を40枚、50枚作る時もあります。

問題は、意識的に”その状態”をいつでも
呼び出せないことです。

・土壇場に追い込まれている時
・自分の心身の状態が良い時
・タスクが程よいハードルの高さである時

などの諸条件が揃った時のみ、
トランスが発動される感じです。

ただ、

そういうスーパーマン状態じゃなくても、
やはり普段からリトル・スーパーマン状態で
仕事をすることは意識しています。

そのポイントになるのが、「呼吸」です。

呼吸を「意識に上げる」というのは常にやってます。

人間は呼吸法を練習していない人などが、
無意識で呼吸をしてしまっていると、

呼吸が浅くなったりしていることがよくあります。

特に、パフォーマンスの低い状態というのは、
「肩で息している」ような呼吸をしがちです。

人間がパフォーマンスを発揮する時と言うのは
深いリラックスした呼吸の状態になります。

しかも、口呼吸ではなくて鼻呼吸が重要です。

鼻から全身にくまなく呼吸を巡らせて、
そして体をリラックスさせながらゆっくり吐く、、、

というのがポイントになります。

もちろん、ヨガのプラーナヤーマ(呼吸法)
のように専門的なやり方もたくさんありますが、

一般の人にやりやすいのは、

誰でもできる!簡単な呼吸法・鼻から吸って口から吐く
・吐く方を長く、かつ、意識を向ける
・とにかくゆっくり、深く呼吸をする
・吐く時に全身を脱力させる


こういうところからスタートで良いと思います。

これを仕事をしながら意識的にやるだけで、

かなりパフォーマンスがアップすると思いますし、
疲れにくくなりますね。健康にも良いです!

さらに、

慣れてきたら『鬼滅の刃』”全集中の呼吸・常中”
ではないですが、

可能な限り、24時間、呼吸法を意識する!
というのがセカンドステップになります。


難しいですが、やっていくと徐々に慣れてきます!
 

まとめ:呼吸法で潜在能力が発揮される!

 

というわけで今日はゆるっと
呼吸法とトランスについて書いてみました。

トランスを意識的に引き出す上で呼吸は要と
なるポイントです。

たぶん、普通の人は呼吸法なんて意識すらしない、
という人が多いと思いますが・・・

呼吸法というのは、本当に深くて、リターンの高い
分野ですので学んでみる価値は多いにあると思います!

トランスって何やねん?と興味を持った方がいれば、
こちらの本なんかはオススメです。

 

自分のリミッターをはずす! ~完全版 変性意識入門

自分のリミッターをはずす! ~完全版 変性意識入門

  • 作者:苫米地 英人
  • 発売日: 2017/10/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 


呼吸法を真剣に学んでみたい!
という方はヨガの道場に行くのが良いです。

呼吸法というのは”密教”なので、
本来は本で学べるようなものではないので・・・。

しかし、どうしても家で、という方は
こちらのDVDはオススメですね。

日本を代表するヨギーの成瀬雅春さんの
呼吸法の教材です。

ヨーガ呼吸法シリーズ 第1巻 [DVD]

ヨーガ呼吸法シリーズ 第1巻 [DVD]

  • 発売日: 2004/12/18
  • メディア: DVD
 

 
一番良いのは成瀬先生の呼吸法のクラスに
参加してみると良いです!
(めちゃくちゃ、リーズナブルなので!)

また、こういうテーマも時折
取り上げてみたいと思います!


今日は以上です!


ぷれぜん仙人


呼吸法とは関係ありませんが、
『鬼滅の刃』ファンの方はこちらもどうぞ😊

 

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