ぷれぜん仙人です、
今日は「文章の難しさ」について
書いてみようと思います!
「ビジネスで文章を書いている人」
は必ず意識するべきポイントです!
本日、こういうツイートをしました。
【”文章”が難しい理由】
— ぷれぜん仙人@プロモーション・クリエイター (@presen_sen_nin) 2020年8月4日
私たちは子供の頃から会社員になっても、”相手側”に(くそつまらなくても)読む義務があり、(訳わからなくても)理解する義務がある、ぬるま湯環境で育っている。まず、その前提が全く通用しないことを意識しているか?が大前提であり、読まれない文章を書かない出発点。
手厳しいこと書いてますが。笑
今日は、ここを深掘りして
解説しようと思います!
文章って、本当に難しいですよね。
何が難しいって・・・
読み始めてくれない!
読み続けてくれない!
読み終えてくれない!
・・・ということ。
ブログやSNSをやっている人には
キツイ響きがすると思いますが、
あなたの書いた文章は実は、
ほとんど読まれていないかもしれません!
という話です。
(もちろん、私も含まれます!)
ちなみに、ここでの”文章”というのは、
・ブログ
・SNS
・メルマガ
・セールスレター
・チラシ
・プレゼン資料(社外向け)
・小説、エッセー
なんかで書かれる文章です。
仮に、
「戦場での文章」と命名しましょう。笑
これとは反対に、
「ぬるま湯での文章」と
呼べるものがあります。
・学校の作文
・大学のレポート
・友達とのLINE
・社内メール
・社内報告書
などがそれに該当します。
今日のお話は、
「戦場での文章」と「ぬるま湯での文章」
では、全くルールが違いますよ!
という話になります。
耳に痛いかもしれませんが、文章を書く人は
すごく重要なポイントになりますので
ぜひ読んで頂ければと思います!
自己満足な文章を書く人が大半
私は、プレゼン資料やセールスレター、
メルマガなどのコンサルティングを
やっていますので、
人の書いた文章を読む機会が多いです。
しかし、
多くの場合において
「これは素晴らしい!」
という文章は本当に少ない。
どちらかと言うと、、、
失礼な言い方になってしまいますが、
「自己満足」な文章がほとんど!
という感じです。
もちろん、私も例外ではなく、すぐに
「自己満」な文章を書いてしまいます。
日々、意識してトレーニングしているつもりです。
それでも、やってしまうのが人間だと思っています。
残念ながら、この手の「自己満」な文章は
戦場においては全く太刀打ちできません。
一瞬で、「戦死」してしまう文章
だと思ってください。
では、なぜ、私たちはこんな文章を
書いてしまうのか??
という話です。
”戦場の文章”は甘くない世界
私たちは幼少期から、ぬるま湯環境で
文章を書くことに慣れています。
慣れ過ぎている、
と言っても過言ではありません。
学校の作文も、大学のレポートも、会社の報告書も、
もちろん、友人とのLINEも、
ぜーーんぶ、ぬるま湯環境です。
なぜ、ぬるま湯か??
というと、
書いた文章には、主に3つの義務が発生する
”やさしい”環境だからです。
1、読む義務がある
ぬるま湯の環境では「読む義務」があります。
戦場の文章では、「読む義務」はゼロです。
例えばサラリーマンの方なら
上司からのメール、取引先からのメールが
日常的にメールボックスに届くと思いますが、
これらには基本的に読む義務があります。
読みたいかどうかと言うのは関係なくて、
読まなければならないメールが大半です。
あなたは、どんなに内容がつまらなくても、
分かりにくくても、読みにくくても、
読んで理解しようとするでしょう。
あなたが出すメールについても同様で、
相手は「読む義務がある」状態
だから読んでくれるのです。
一方で、
ブログにしてもメルマガにしてもSNSにしても、
チラシ、セールスレターなどにしても
「読む義務がゼロ」の状態で送られてきます。
興味を惹かれなければ、開かれもしません。
開いて読み始めても「なんかつまんないなぁ」
と感じたら私たちは読むのをやめてしまいます。
読まない権利があるからです。
2、理解する義務がある
学校で書いていた文章も、
会社で書いていた文章も、
相手が理解する義務があります。
読み始めてみて、
多少わかりづらいなぁと思っても
「これはどういう意味かな?」などのように
読む側が意識を使って考えてくれるのが、
ぬるま湯の文章です。
一方で、
ブログやセールスレターなどの「戦場の文章」
でこれをやってしまうと一発アウトです。
読み手は、
「自分に知識がないから理解できないのかな?」
とか思ってくれません。
ただ、「こいつの文章は意味わからん」
と思ってその場を離れていきます。
なので、ブログやメルマガなどの文章では、
「小学生が読んでもわかるように書きなさい」
と言われます。
私たちは基本的に、脳を使いたくないのです。
脳を使わせる人が嫌いです。
会社の上司が書いてきた文章など、
理解する義務があれば、
嫌々でも頑張って理解しようと
努めるでしょう。
しかし、
「戦場の文章」ではそれはありえません。
「あー、わかんない!!」
と思われた瞬間に、その人は読むのを止める
可能性があります。
3、反応する義務がある
会社などの「ぬるま湯での文章」では、
わかりにくい、抽象的な表現などでも、
「〇〇君、これってどういう意味なの?」
とか
「もっと具体的に書いてくれないかな」
などのように、
読み手が”優しく”反応をしてくれるのが
ぬるま湯での文章です。
一方で、
セールスレターなどでこれを
やってしまうとアウトです。
わざわざ、電話やEメールで、
「これってどういう意味ですか?
もう少し具体的に教えてくれませんか?」
などの反応をしてくる人は、まずいません。
つまり、
わかりにくい文章や複雑で理解し
難い文章などを書いてしまった瞬間に、
もしかしたらあなたの商品を買ったかもしれない
見込み客は速攻で離れていってしまうのです。
これでご理解頂けたと思いますが、
「戦場の文章」では、
- 読む義務がない
- 理解する義務がない
- 反応する義務がない
相手に対して文章を「読ませないといけない」
という非常に厳しいルールの中での戦いです。
しかし、
私たちは子供の頃から社会人になっても、
ずっと「甘えの許された環境」
で文章を書いてきました。
だから、厳しい環境になっても、
その甘やかされて育ったままのマインドで
自己満足な文章を平気で書いてしまいます。
これを”意識”しているか、していないか?
はけっこう大きな差だと思っています。
自分の書きたいことを書いてしまう罠
こうしたぬるま湯環境で
慣れすぎてしまっているので、
私たちは「戦場での文章」にもかかわらず、
”自分が書きたいことを書く”という罠に、
いとも簡単にハマってしまいます。
しつこい!と言われそうですが、
読んでいる相手は
読む義務、理解する義務、反応する義務
が全くありません。ゼロです。
そんな人に対して、
自由に自分の書きたいことを書いて
読ませられるハズがない!
という当たり前の現実があります。
(相手があなたのファンなら話は別ですが。)
重要なのは、
- 相手が興味を持ちそうなことを書く
- 相手が面白い!と思いそうなことを書く
- 相手のメリットになりそうなことを書く
- 相手が心配しているようなことを書く
などの「相手目線」での文章です。
それができないなら、「戦場では即死」
というのが厳しい現実です。
(PVがいくら多くても、読んでない可能性があります)
文章をナメてしまっている!
私たちは文章を書いているときに、
「自分はそこそこ良い文章をかけている!」
という謎の錯覚に陥ってしまいがちです。
なぜなら、
よくも悪くも私たちは
文章を書き慣れているからです。
多くの人は、仕事をしていれば、
大量の文章を書いている人が多いです。
(メールとか資料作成とか)
それがぬるま湯の環境だとも分からずに
文章を書き続けていると、
いざ戦場に立った時にも「同じ感覚」
で書いてしまいます。
それは、戦場をナメているということです。
では、どうすれば良いか??
私たちは、まず、過酷な現実を
直視する必要があります。
どれくらい読まれているかどうか?を確認しよう!
そう、自分の文章が「どれだけ読まれているのか?」
を定量的にチェックする必要があります。
例えば、ブログやセールスレターののPVのみ、
メルマガの開封数のみだけを見ていると
本質を見失う可能性があります。
PVが多い、開封数が多い = よっしゃあ!!
と思っても、実は
開いただけで全く読んでいない・・・
という可能性も否定できません。
30秒で離脱していることもあるでしょう。
下手すると3秒かもしれません。
逆に、
10分くらいかけて熟読しているかも
しれません。
ここをしっかり直視する必要がある。
どれだけ読まれているのか??
をチェックしないといけません。
ウェブ上で公開する文章であれば、
Googleアナリティクスの導入は必須です。
アナリティクスを入れていれば、
「平均ページ滞在時間」という指標で
読者がどれだけ時間をかけて読んでいるのか?
を確認することができます。
例えば、
私のここ数日の記事の
平均ページ滞在時間はこちらです。
昨日出した”YouTube”の記事は7分近いです。
かなり興味を持って読んでくれた方が多い感じ。
一方で、
2日前に出した”陰ヨガ”の記事は2分です。
いきなりヨガかよ!笑
という謎のチョイスが失敗したのかもしれませんし、
私のブログの読者はヨガなんか興味なかったのかも
しれません。
ちなみに、
”家庭教師サービス”の案内は30秒でした。笑
セールスコピーなんだから、、、
もっとちゃんと書かないとダメですね。😅
こういう感じでWeb上の記事はアナリティクスで
チェックすることができます。
なお、この平均ページ滞在時間の計算式ですが、
アナリティクスの仕様上、そのページで
直帰した人の滞在時間はカウントされません。
なので、直帰した人しかいないと数値が「0秒」に
なってしまいますのでご注意ください。
(これ、知らないと焦りますよね・・・)
逆に言うと、平均30秒の記事でも、実際には
もっとたくさん読まれているということです。
詳しく知りたい方は私の記事ではありませんが、
この辺をご参考にしてみてください!
ウェブ解析の「平均ページ滞在時間」と「平均セッション時間」は何を基準に算出されているのか?
あとはヒートマップなんかのツールもあります。
メルマガであれば、
どのぐらいの時間読んでいるか?は分かりませんが、
・文末に何かクリックさせるアクションを取らせる
・感想フォームなどを用意してリアクションを取る
ことで何となくの反応を見ることが可能です。
こうして、自分の文章がどれだけ読まれているのか?
を計測しながら、日々、改善、工夫を凝らしていく
というのは重要だと思います。
もちろん、
自分の思考の整理のために書いているブログ
とかでしたら、気にする必要ないんでしょうが、、、
セールスレターとか、ビジネス目的のブログなど
であれば、シビアになる必要がありますね。
まとめ:自分の文章は読まれていない!を直視する
今日は厳しめの文章論に
ついて書いてみました!
せっかく書いた文章も、
全く読まれずにスルーされたり、
読み始めても「5秒で離脱」
などの悲しいことになってしまいます。
文章を書く時は、読み手には
- 読む義務がない
- 理解する義務がない
- 反応する義務がない
ことは頭の片隅に置きながら、
「相手目線」で書くことが重要ですね。
私も改めて反省しました・・・。
今日は以上になります!
ぷれぜん仙人
このへんの記事は「戦場の文章術」として
参考になると思います!